さあ、そこから本当の意味での自己改革が始まりました。
まず、どうしても同じ事を繰り返してしまう自分から、
抜け出したかった。
そこで、始めたのが、「内観」。
これは、苦しかった。逃げたかった。
どんどん自分の中を見つめていくのです。
自分の中の醜さや、恐れ、欺瞞、猜疑心をとことん見つめていく。
そしてそういう気持ちが起こるさらに深い原因をみつめます。
たとえ心の中で思ったことでさえ、見つめて全部吐き出していきます。
それに対して、感情や色はつけない。
ただただ、自分の中に、そういう感情があることを見つめていく。
一人ではとてもやり通せず、内観の経験がある当時のパートナーに導いてもらいました。
自分の嫌なところを見るのが耐えられず、吐きそうになった。
それでも、それを繰り返していくと、
全部嘔吐した後のような、すっきり感に出会います。
そして気が付けば、いろんな事を受け入れる自分になっていました。
人は、自分が正しいと思うから人を罰してしまいます。
でも、自分の中にも「鬼」がいます。
それを知った上で、
限りなく、「未来のYURAさん」を目指したいと思うようになりました。(注:未来のYURAさんとは、
20年前のあるセミナーで出会ったとても素敵な女性。第五章で紹介させてもらいます)
自分の中の鬼も含めて、すべてを受け入れるようになると、
自分をも人をも「許し」、「受け入れる」事が出来るようになっていきました。
只、心と身体は繋がっています。
例え内観をしても、自分を根っこから変える為には、
心と身体が柔らかくないと、ある程度まで行けてもそれ以上先には前進できません。
「内観」は、あくまで「自分を知る」ことだから。
固さがある限り、すぐに自分を守ろうとしてしまうし、
受け入れるどころか跳ね返してしまうからです。
でも、もともと身体が固いのに、
病気して以来、益々固くなった私の身体と心。
こんな固い私が、本当に柔らかくなれるのだろうか?
不安はありましたが、それよりも根っこから自分を変えたい!
毎日そればかりを考えていましたので、
もうここまで来たら、進むしかない!と決めていました。
そうして、私の命がけの、身体と心を柔らかくするトレーニングが始まったのです。
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