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YURA表現プログラム



■第一章
 「表現との出会い」
■第二章
 「人生の役割を演じる」
■第三章
 「生死を彷徨う」
■第四章
 「パニック症」
■第五章
 「内観」
■第六章
 「未来の自分」
■第七章
 「自分らしく生きる」
■第八章
 「大いなる自己への道」
■あとがき
 「感謝を込めて」

〜YURA表現プログラム誕生物語〜
第五章 「内観」

さあ、そこから本当の意味での自己改革が始まりました。

まず、どうしても同じ事を繰り返してしまう自分から、
抜け出したかった。
そこで、始めたのが、「内観」。

これは、苦しかった。逃げたかった。
どんどん自分の中を見つめていくのです。

自分の中の醜さや、恐れ、欺瞞、猜疑心をとことん見つめていく。
そしてそういう気持ちが起こるさらに深い原因をみつめます。
たとえ心の中で思ったことでさえ、見つめて全部吐き出していきます。 
それに対して、感情や色はつけない。
ただただ、自分の中に、そういう感情があることを見つめていく。
一人ではとてもやり通せず、内観の経験がある当時のパートナーに導いてもらいました。

自分の嫌なところを見るのが耐えられず、吐きそうになった。

それでも、それを繰り返していくと、
全部嘔吐した後のような、すっきり感に出会います。
そして気が付けば、いろんな事を受け入れる自分になっていました。

人は、自分が正しいと思うから人を罰してしまいます。
でも、自分の中にも「鬼」がいます。

それを知った上で、
限りなく、「未来のYURAさん」を目指したいと思うようになりました。(注:未来のYURAさんとは、 20年前のあるセミナーで出会ったとても素敵な女性。第五章で紹介させてもらいます)

自分の中の鬼も含めて、すべてを受け入れるようになると、
自分をも人をも「許し」、「受け入れる」事が出来るようになっていきました。

只、心と身体は繋がっています。
例え内観をしても、自分を根っこから変える為には、
心と身体が柔らかくないと、ある程度まで行けてもそれ以上先には前進できません。

「内観」は、あくまで「自分を知る」ことだから。

固さがある限り、すぐに自分を守ろうとしてしまうし、
受け入れるどころか跳ね返してしまうからです。

でも、もともと身体が固いのに、
病気して以来、益々固くなった私の身体と心。

こんな固い私が、本当に柔らかくなれるのだろうか?
不安はありましたが、それよりも根っこから自分を変えたい!
毎日そればかりを考えていましたので、
もうここまで来たら、進むしかない!と決めていました。

そうして、私の命がけの、身体と心を柔らかくするトレーニングが始まったのです。


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